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日本のユーザーグループについて考えたこと(リーダー向け)│ SWW2014レポート

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By 西田将也 3929 日前

SWUGNのミーティングに参加した時,所属はSWJUGであることを伝えると,Richard Doyle氏より

「日本は大きすぎる。もっと小さな地域でグループを作ってほしい」

と言われました。

言われてみると私がリーダーに参加した時から,すでに地域化が方針として挙げられていました。今回SWW2014に参加して、その方針の意味がやっとわかりました。「世話人」の名称を「リーダー」へと変えたのもわかりました。

たぶん私以外のリーダーのみなさんにはわかりきっていることなのだと思いますが,自分自身の整理のためにも感じたことを記録しておきます。

グループは地域ごとに細分化すべきです。顔を合わせて話をするためです。

MLなどオンラインでも情報共有できますが、条件があります。その条件は「解決策がある(と思っている)課題」です。当然ですが解決策がない (と思っている)課題は誰も話題に上げません。上げても無駄だからです。

で、ユーザー会が力を発揮するのはこの「解決策がない課題」のほうです。解決策がある課題の方は大塚商会やキヤノンITSのようなリセラーのほうがタイムリーで正確な情報をだしてくれます。それに解決策があると思ってたことが解決してもそれはあたりまえのことで、おもしろくもなんともありません。これがユーザー会のオンライン活動がいつまでも盛り上がりに欠ける理由だと思います。

できないと思ってることのほうがおもしろい。できないと思ってたことが実はできたときはおおーってなります。
でももっとおもしろいのはできないと思ってたことがやっぱりできなくて、でも同じこと考えてる人が他にもいたときです。こんなんオンラインだけの関係じゃ絶対無理です。相手のことがわかってる状態の雑談じゃないと出てこないと思います。

だからオフライン活動が重要です。

まとめると,

  • ユーザー会の強みは「解決策がない課題」
  • 解決策がない課題はオフラインの関係が必要
  • よって,ユーザー会の活動はオフライン活動をメインにすべき
  • オフライン活動をメインにするには,気軽に会える距離にいる人でグループをつくるべき


一方グループを小さくすることによるデメリットもあります。
人数が小さくなると知識の総量も減ることです。そこにSWJUGの役割がでてくると思います。
SWJUGは一段上がって,ユーザーグループネットワークとして機能するのがしっくりきます。
本家ユーザーグループネットワークと働きは同じようなものですが並列するものではないので,差別化の意味でもユーザーグループリングという名前がぴったりだと思いました。