1日目のGeneral Sessionで,CAD外の新機能を強化する方針が報告されましたが(詳しくはSolidworksの今後の方向性をご参照),具体的にどのような新機能がされているかについても報告がありました。
まず1日目,大々的に紹介されたのが構想設計ツールMechanical Conceptualです。
名目は構想設計ツールなんですが,目玉は「クラウド」だということです。
今見えているクラウド利用の利点は,顧客や別拠点とのリアルタイムコミュニケーションで意思疎通にかかる手間や手戻りの無駄をゼロにすることですが,はっきり言って可能性は無限大だと思います。このUIをDassaultでは3D Experience Platformと名づけてプッシュするつもりのようで,今後いろんな機能がここに乗ってくると思われます。おそらく構想設計ツールは特攻隊長にすぎません。
Mechanical Conceptualについては,つぎのwebサイトに詳しく説明されています。
【MONOist】 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1401/28/news121.html
【マイナビニュース】 http://news.mynavi.jp/news/2014/01/29/096/
--------------------------------------------------
Solidworks Inspectionという検査ドキュメント機能もアナウンスされました。
これはパートナー製品としてあったInspectionXpertをベースにした機能だそうです。
--------------------------------------------------
また,3日目のゼネラルセッションでは,バージョン2015に実装予定の機能も紹介されています。
細かい機能ですが詳しくは下記webサイトをご参照ください。
【MONOist】 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1401/31/news107.html
それからTop10 Listに入った機能強化要望の多くも実装されると思います
(リンクTop 10 Listについてはこちらの記事もご参照ください)
--------------------------------------------------
Mechanical Conceptualではキーワードとして,
が,挙げられています(マイナビニュースから引用)。
キーワードの通り,デモを見てるとものすごい簡単でした。設計者や技術者だけでなく,全ての人が参加できるよう3次元の裾野を広げるものになると思います。設計者じゃなくても設計できるようになる日も近いかもしれません。
--------------------------------------------------
SWW2014 参加レポート by西田@関西地区リーダー一覧